診療内容
1.婦人科検診・がん検診
【超音波診断装置】
子宮頸部がん・体部がんの検診、超音波を使った子宮・卵巣の病気のチェック、必要に応じてMRI検査・血液検査などを行います。
北区に在住で、区の子宮がん検診対象者の方は当院で受けることができます。
20歳以上の方は年1回の検査が理想です。
乳がんについては触診と超音波での検診を行います。
マンモグラフィーは設置しておりません。
2.月経のトラブル
月経痛が強い・経血量が多い・不正出血がある方は骨盤内炎症(PID)や子宮内膜症・子宮筋腫をかかえている場合があります。
また、月経前になると体調がよくない(PMS)、月経不順・無月経などの月経異常についてもご相談ください。
原因検索と診断に応じた治療を行います。
3.おりもの・性器のトラブル
おりものが多い・色やにおいが気になる
外陰部にかゆみや痛みがある
性感染症(STD)が気になるなど
カンジダ・一般細菌・クラミジア・淋病・トリコモナス・性器ヘルペス・コンジローマなど症状に応じた検査・治療を行います。
血液検査によるHIV・梅毒の検査も行っています。
STDは骨盤内炎症や不妊の原因となる場合があります。気になる方はお早めの検査・治療をおすすめします。
4.不妊症
【診察室】
早めに妊娠を希望されている、避妊をしていないのになかなか妊娠しないなど不妊症の原因検査、ホルモン検査、漢方療法、ホルモン補充、排卵誘発、タイミング療法、人工授精などを行っています。
体外受精に関しては専門病院を紹介します。
5.更年期障害
40代から50代の方で、のぼせ・ほてり・急な熱感(ホットフラッシュ)、不眠・抑うつ・動悸・頭痛が気になる方。
ホルモン補充療法(HRT)、
プラセンター注射、漢方療法などで改善できる場合があります。
6.避妊・ピルに関する相談
低用量ピルの処方
毎日1錠ずつ薬を飲み続けることにより、高い避妊効果が得られます。
患者様によっては慎重に投与しなければならない場合がございますので、診察の前に血圧・体重の測定をお願いしています。
また、内服中に静脈血栓症など重大な副作用を起こさないよう、後日血液検査を受けていただいております(費用は別途)。
緊急避妊(EC、モーニングアフターピル)
性交後72時間以内に服用することにより、避妊効果が期待できるといわれています。
薬を1回だけ服用するノルレボ錠と2回服用するプラノバール錠(ヤッペ法)があります。
2回服用タイプは吐き気の副作用が出やすいといわれています。
1回服用タイプは緊急避妊専用に承認された薬で、吐き気の副作用が出にくく1回服用でよいのが特徴です。
どちらの薬も100%の避妊効果は望めませんので、あくまでも緊急時に使用する薬になります。
IUD(避妊リング)挿入・抜去
7.月経周期の調整
【院内】
旅行やイベントに月経があたってしまいそうなとき、内服薬で月経をずらすことができます。
予定が決まりましたら早めにご相談ください。
月経を遅らせる方法と早める方法があります。
遅らせる場合:月経開始の5日前までに来院してください。
早める場合:月経が開始したら5日目までに来院してください。
8.妊婦健診
当院では分娩は行っておりませんが里帰り分娩等、分娩はほかの病医院で予定される方の定期妊婦健診を行っております。転院時には妊娠経過と検査結果を同封
した紹介状をお渡しいたします。
都外で里帰り分娩をご希望の方は最大32週まで健診を行いますが、妊娠初期より当院で診察している方を優先させて頂きます。
引越などで転院をご希望の方はまずお電話でご相談下さい。
切迫流早産、胎児発育遅延などの異常経過、子宮筋腫等を合併する場合、妊娠経過により早めの転院をおすすめする場合がございます。
当院には入院施設がございませんので何卒ご理解をお願いいたします。
超音波の写真は随時患者様にお渡しし、ご希望によりDVD録画もできます。(28週まで)
東京都・埼玉の妊婦健康診査受診票が使用できます。
※土曜日は妊婦健診を行っていません。
- 初期( ~11週)一1~2週間に1回
- 中期(12~21週)一一一3週間に1回
- 後期(22~32週)一一一2週間に1回
それ以降は分娩先での健診となります。
9.ブライダルチェック
ご結婚前に受けていただきたい婦人科検診です。
子宮・卵巣の病気がないか、性感染症がないかなど、内診・超音波・血液検査にてチェックします。
10.予防接種
当院で接種できるワクチンは現在以下の2種類です。
予約にて接種可能です。
① 子宮頚がん予防ワクチン(ガーダシル・サーバリックス)
北区の助成券が使用できます
② インフルエンザワクチン
一般の方、及び当院に通院中の妊婦の方
11.中絶手術について 安全性と確実性を最優先しております
母体保護法指定医
妊娠12週未満までの方を対象に日帰り手術を行っています。
次回の妊娠への影響がないように最も安全な吸引法で行います。
また、患者さまの状況に応じて最も安全な麻酔を使用して行います。
手術は予約制となりますので妊娠がわかったら早めに受診しましょう。
超音波検査にて妊娠週数を算定した後、術前検査(採血)、及び必要書類や手術当日の流れについて説明いたします。
※診察して安全に手術ができないと判断された場合はお断りさせていただくこともございます。その場合は安全に手術ができる病院を紹介いたします。ご了承ください。
費用
妊娠の診断・術前検査 \11000~
手術費用 \100000~(妊娠週数により異なります)
※術後2回の診察代込み(追加処方が必要な場合のみ、お薬代をいただいております)
※血液型がRH(-)の方は別途費用がかかります。
※手術前後に貧血や風邪などの疾患を治療した場合は費用が発生いたします。
12.その他
膀胱炎・尿もれ・性器脱の相談と治療
プラセンター注射